今週のメッセージ

2017年12月3日

 

「ところが、彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリアは月が満ちて、初子を産み、布にくるんで、飼い葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったのである。」(ルカによる福音書2章7節)

 

待降節(アドベント)は教会の暦では、一年の始まりです。アドベント・クランツに四本のローソクを立て、一週ごとに、一本ずつローソクの灯をともして、クリスマスを迎える心の準備をしていきます。

聖書の最初のクリスマスの時、「彼らのいる余地がなかった」とあり、イエス様は歓迎されませんでした。今はどうでしょうか。人間の心は自分中心の色々の欲望でいっぱいで、せいぜいその「余地」を提供するのが、キリストを信じるという人々のしていることになっていないでしょうか。

余地とはどうでもいい場所です。空いている場所です。大事な場所、かけがえのない場所ではないのです。そういう所を少し空けるだけで、キリストを心に迎えている、信じていると思っていないでしょうか。もしその程度なら、都合が悪くなると、追い出してしまうことになりかねません。やはりわたしたちの心は自分中心なのです。

だから、一週目、最初のローソクの灯りをともして、優しい心を持つことができるように。二週目、二本のローソクの灯りをともして、丈夫な心を持つことができるように。三週目、三本のローソクの灯りをともして、忍耐強い心を持つことができるように。そして四週目、クリスマス礼拝の日に、四本目のローソクの灯りをともして、お祈りする心を持つことができるようにと、私たちは祈って、心の灯りをローソクにともしていきたいと思います。(小川宏嗣)